山口県美祢市にある、国の特別天然記念物 “秋吉台” に行ってきました。
“秋吉台” は、山口県中央部のやや西側にある、日本最大のカルスト台地です。
今から約3億5千万年ほど前、“秋吉台” は海の中にある珊瑚礁でした。
のち、地殻変動などの影響によって珊瑚礁が石灰化、その後、地層が隆起して、
地表に石灰岩層が露出した結果、現在のような “カルスト台地” になりました。
ちなみに、“カルスト台地” とは、
ドリーネ ( すり鉢状の大きな穴 ) や鍾乳洞などを併せ持つ石灰岩の台地
のことを言います。
ここ “秋吉台” には、数多くのドリーネと、
東洋一の鍾乳洞 “秋芳洞” を含む、約400もの鍾乳洞が存在しています。
今回、私が “秋吉台” を訪問して一番感じたことは、
「とにかく、広い!」
ということでした。
もう、なんというか、とにかく広大でした。
あまりにも広大なので、
どこをどう回ったら効率が良いのかサッパリ見当が付かず、結局、
「カルスト台地を眺めて、少し歩いて帰ってきただけ。」
という、なんとももったいない感じになってしまいました。
※ もちろん、有名な “秋芳洞” はしっかり見てきましたけど。
当日は車での移動だったんですが、
「カルストロード」というカルスト台地の中を通る道路を走っているうちに、
「今、俺は、どこにいるんだ」状態になったり、( ナビがあっても、この状態。)
気になったところで、ちょこまかちょこまか止まっているうちに、
あっという間に日が暮れてしまい、当初予定していた訪問地のほとんどを、
見ることができませんでした。
まあ私は、1回で訪問できなかったところは、
「次回訪問したときのお楽しみ!」
って考えるタイプなので、落胆とかは全然してないんですが、
とにかく、この広大さにはビックリしてしまいました。
もう一回訪問したところで、残り全部を回りきる自信なんて全くありません。
ところで、現在は石灰岩むき出しの “秋吉台” ですが、かつてこの地は森林で、
中世の頃の農業施策によって木が切られて、今のような草原になったそうです。
石灰岩がボコボコむき出したカルスト地形が、
かつて森林だったというのは、ちょっと不思議な感じがしますね。
国定公園となっている “秋吉台” には、ドリーネや鍾乳洞の他にも、
“秋吉台科学博物館” や “秋吉台サファリランド” などの施設が多々あります。
自然だけでなく施設も充実していて見所満載なので、
みなさんも、是非一度、“秋吉台” を訪問してみてください。