兵庫県姫路市にある「姫路城」に行ってきました。
「姫路城」は日本に4つある国宝城郭の1つで、同時に国重要文化財、国特別史跡、
さらに世界遺産にも登録されている、日本の代表的な城郭遺構です。
姫路城の歴史は古く、日本史上に最初に登場したのは 1333年 ( 元弘3年 ) のこと。
当時は天守もなく規模も小さかったため、城というよりは砦のようなものでした。
のち 1467年 ( 応仁元年 ) に城郭が築かれ、1581年 ( 天正9年 ) 羽柴秀吉により
3層の天守が完成しますが、関が原の戦の後、当時の城主・池田輝政がそれを解体、
1601年 ( 慶長6年 ) に、現在の連立式望楼型の天守を築城しました。
( つまり、現在の姫路城の天守は池田輝政が築城したものです。)
姫路城の見所としては、天守はもちろん、そこに辿り着くまでの迷路のような通路、
その道中に見られる門・堀・櫓、大天守内部に展示されている数々の宝物、
大天守最上階の展望室 ( 長壁神社 ) のほか、千姫ゆかりの百間廊下と化粧櫓、
播州皿屋敷で知られる“お菊”が投げ込まれたという“お菊井”などがあります。
私が「姫路城」と聞いて真っ先に思い浮かべるのは、
「暴れん坊将軍」
です。
(「暴れん坊将軍」に出てくる「江戸城」は、実は「姫路城」。)
まあ、それはいいとして、( 笑 )
今回、私が姫路城を訪問した感想は、
「姫路城は、面白い!」
というものでした。
何が面白かったかといいますと、城内への入口から大天守へと続く、
まるで迷路のような通路が、すごく面白かったです。
あれは・・・ 何も考えずに歩いていたら、かなりの確率で迷子になります。
というか実際、
無心で写真を撮りながら歩いていたら、軽く迷子になりました。( 笑 )
現在国内にある数多くのお城のほとんどは、訪問者が天守に行きやすい作りに
なっていますが、ここの場合は、築城当時の構造が残っていることもあってか、
そう簡単には天守に辿り着かないようになっています。
※築城当時は戦国時代末期。
したがって、簡単に攻め込まれないよう、わざと複雑な通路になっている。
それが、すごく面白い。
まるで城内探検をやっているみたいで、
「ここをこっちに行くと・・・ ああ、ここに出るのか!」
「ここはこっちに行ってみよう・・・ うぉ、さっきのところじゃん!」
といったような楽しさが多々ありました。
ちなみに、この「姫路城」ですが、2009年 ( 平成21年 ) 10月から、
「平成の修理」という補修工事が行われています。
「平成の修理」は 約5年がかりの補修工事で、来月 ( 2010年4月 ) からは、
大天守の補修工事も開始されます。
大天守の補修工事期間中は、大天守内部への入場はもちろん、
外から眺めることさえできなくなりますので、
「今のうちに、姫路城 ( 大天守 ) を見ておきたい!」
という方は、急いで訪問してくださいね。