茨城県水戸市にある「偕楽園」に行ってきました。
偕楽園は「岡山・後楽園」「金沢・兼六園」とともに「日本三名園」と呼ばれている日本庭園で、
江戸時代の天保13年 ( 1842年 ) に水戸藩第九代藩主・徳川斉昭によって「領内の民と偕 ( とも ) に楽しむ場所」として造園されました。
園内には約100品種・3000本の梅が植えられており、それらが2月下旬から3月下旬に掛けて咲き誇るため、日本有数の梅の名所として有名です。
もちろん梅の他にも見所はたくさんあります。
その一つに藩主・徳川斉昭自らが設計した「好文亭」と呼ばれる建物があります。
木造2層3階建ての本体と木造平屋建ての奥御殿からなる好文亭は、山の上にある偕楽園内の絶景ポイントに建っており、3階の楽寿楼からは眼下一面に広がる梅林と、
偕楽園に隣接する「千波公園」にある大きな湖「千波湖」を望むことができます。
他にも「眼病に効く湧き水」が溢れ出す「吐玉泉」など、数多くの見所があります。
偕楽園訪問は、5年ぶり4回目になります。
4回目にして初めて、偕楽園名物である「梅」の時期の訪問となりました。
でも…写真をご覧頂けるとわかると思うのですが、既に花は7割方散っていました。
園内の案内担当さん曰く「遅咲きの梅はこれからが見頃ですよ」とことなのですが、園内全体で見るとちょっと寂しい状態でした。
ただ梅は散れども風光明媚っぷりは健在で、特に好文亭からの眺めは絶景でした。
写真を撮っていないため皆さんにお伝えすることができないのが残念ですが、眼下に広がる梅林と千波湖の眺めは本当に素晴らしかったです。
( 写真を撮りたかったんですが、大混雑で撮影できる状況じゃなかったです。 )
ちなみに、この偕楽園とお隣の千波公園を併せて「偕楽園公園」というそうです。
で、その「偕楽園公園」は、都市公園としてはニューヨークのセントラルパークに次ぐ「世界第二位」の敷地面積を誇るとか。
そんな広大な敷地に凄い数の梅が植えられているんですから驚きですよね。
梅の時期以外にも初夏のツツジや秋の紅葉など色々と見所はありますし、何といっても好文亭からの眺めは一見の価値があります。
時期に関係なく楽しむことができる場所だと思いますので、まだ偕楽園を訪問したことがない方は、一度訪問してみてはいかがでしょうか。