東京都日野市百草にある「京王百草園」に行ってきました。
東京都有数の梅の名所として知られる「京王百草園」は、京王電鉄によって管理・運営されている、風光明媚な庭園です。
もともとは江戸時代中期に再興された「松連寺」の庭園「百草園」として造営されたのですが、 明治に入って正連寺が廃寺になると地元の生糸商人の手に渡り、その後1957年に京王電鉄に移管され「京王百草園」となって現在に至っています。
多摩丘陵の一角にあるため園内は起伏に富んでおり、訪問者は散策や眺望を楽しむことができます。
特に、園内の梅 ( 約800本 ) が満開となる 2月中旬から下旬にかけての眺望は格別で、清涼台という見晴台から咲き誇る梅の木々を足元に見下ろすことができます。
その他にも「新春のロウバイ」「初夏のツツジ・サツキ」「秋の紅葉」など、四季折々の風景を楽しむことができます。
私は京王百草園には、もう何度も訪問しています。
特にお気に入りなのは、1月中旬から2月初旬頃まで楽しめる「ロウバイ」。
随分と昔、最初に訪問したときは梅目当ての訪問だったのですが、その際に初めて見たロウバイの可愛らしさと甘い匂いに心奪われ、以後はロウバイ目当てで訪問することが多くなりました。
ちなみに今回は梅が目当てで訪問したのですが、まだちょっと早かったようです。
清涼台から見下ろす梅の木々も、少し花がまばらに見えました。
多分、このレポートの掲載日前後が、ちょうど見頃なのではないでしょうか。
ところで、京王百草園を訪問する際は、ちょっとした覚悟が必要になります。
というのは、この京王百草園は多摩丘陵の一角、すなわち、山の上にあるため、辿り着くまでにかなり急な坂道を登る必要があるからです。
どれぐらい急かと言うと「転がるものを落としたら、どんなに走っても追いつけない」ぐらい。相当足に自信がある人でも… たぶん途中でこけて一緒に転がっていくと思います。( 笑 )
でも、そんな坂道を「ぜえぜえ」言いながら登ってでも、京王百草園は訪問する価値があると思います。 とてもいい所ですので、皆さんも是非訪問してみてください。