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滋賀県彦根市金亀町にある「彦根城」に行ってきました。
彦根城は江戸時代の重鎮・井伊氏14代の居城として有名な、国の特別史跡です。

井伊直継・直孝によって建築された彦根城は、琵琶湖の畔にある彦根山を利用して建てられた平山城で、天守は3階3重 ( 3階建て3重の屋根 ) で構成されています。
着工は江戸時代初期の慶長9年 ( 1604年 )。
2年後には天守が完成、のち元和8年 ( 1622年 )、正式に城郭として完成しました。

その後、江戸幕府の繁栄とともに長きに渡って繁栄した彦根城ですが、江戸幕府の崩壊後、明治政府によって発令された「廃城令」によって解体の危機に見舞われます。
ところが、明治11年に明治天皇から彦根城保存の大命が下されたことによって、状況は一転、彦根城はそのまま保存されることとなります。
その結果、彦根城は近世の城で天守が残っている数少ない城となりました。

なお、天守が現存するのは「弘前、松本、犬山、丸岡、彦根、姫路、備中松山、松江、丸亀、松山、宇和島、高知」の12城で、このうち「松本、犬山、彦根、姫路」の天守は国宝となっています。

彦根城には見所がたくさんあります。
天守やその内部、数棟の櫓に廊下橋、彦根山の自然などを楽しむことができます。

ちなみに、それらの見所の中で今回私が訪問して一番気に入ったのは、
天守広場にある展望台「着見台」から眺める彦根城下の風景です。
目の前に広がる彦根城下とその奥に琵琶湖が映える風景は、本当に絶景でした。
天気が良かったこともあり、空と山と湖と街が描くコントラストが何とも気持ちよく、じっと眺めている内に、じわっと涙が出てくるほど感動してしまいました。

ところで、「彦根城」というと忘れてはならないモノがあります。
それは、ゆるキャラ・マスコットでおなじみの「ひこにゃん」です。

ひこにゃんと言えば、彦根市が2007年に催した「国宝・彦根城築城400年祭」のイメージキャラクターで、ゆるキャラブームの火付け役として有名ですね。
私も今話題の「ひこにゃん」に会えることを楽しみにしていたのですが、
ひこにゃんが登場するのは「10:30～11:00」「13:30～14:00」「15:00～15:30」の1日たったの3回 ( しかも、合計1時間半 ) のみだったので、 所用で時間に制限があった私は、残念なことに会うことができませんでした。
( っていうか、ひこにゃんの稼働時間短すぎやしないか！？ )

ひこにゃんの稼働時間の短さにはちょっとがっかりしましたが ( 笑 )、
総じて、彦根城はとても楽しいところでした。
訪問する価値は十分あると思いますので、一度訪問してみてはいかがでしょうか。

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