兵庫県姫路市にある「手柄山温室植物園」に行ってきました。
「手柄山温室植物園」は「手柄山中央公園」の南部にある、姫路市営の植物園です。
開園は、1980年 ( 昭和55年 ) 5月2日。
園内には大小2つの温室があり、「熱帯・亜熱帯の珍品奇種の観葉植物・果樹類」「洋ラン・ベゴニア・食虫植物」「サボテンなどの砂漠植物」など、120科 1500種 25000株 の植物が展示されています。
園内施設は、大小2つの温室をはじめ、「エントランス・レンガ広場」「ハーブ園」「花壇」の他、 2003年 ( 平成15年 ) 3月に増設された「ロックガーデン」「デッキテラス」、姫路の市花「さぎ草」を季節に関係なく咲かせている「さぎ草栽培温室」などがあります。
園内では常設展示以外に年十数回の企画展示が頻繁に行われており、何度訪問しても、いつ訪問しても楽しめるようになっています。 また、園内各所に手書きの植物紹介文を掲載していたり、人形や小物を配置したりと演出も凝っており、誰もが楽しく園内散策できるようになっています。
私が「手柄山温室植物園」を訪問して感じたのは、
「この植物園を散策していると、なんだかワクワクしてくるなぁ。」
ということでした。
私はこれまで、仕事やプライベートで数多くの植物園を訪問してきましたが、
「手柄山温室植物園」みたいに「散策してると、どんどん楽しい気分になってくる」
というタイプの植物園に出会ったことは、あまりありません。
「見所満載で面白い植物園」や「散策していて心落ち着く植物園」といったような、
総合的な感想として楽しい植物園は多々ありましたが、それとはタイプが違ってて、
ここは「散策してるうちに、どんどんテンションが上がってくる」感じなのです。
入園直後は普通の植物園のような感じだけど、いろいろ見て回っているうちに、
「この先には、どんな植物があるんだろう。」
「この丘の上には、どんなロケーションが待っているんだろう。」
と、だんだん気持ちがワクワクしてくるんです。
多分これは… 園内の演出が効いているんでしょうね。
迷路のような通路に、高低差のあるロケーション。
所々に配置された、まるで訪問者を誘導しているかのような人形達。
奥に進むと突然出てくる「バリ島」の雑貨や楽器など。
次から次から色々出てくるので、本当に楽しかったです。
園内規模はそれほど大きくないけれど、楽しい演出タップリで、
散策しているうちに気分上々になる「手柄山温室植物園」。
入園料も200円 ( 子供は100円 ) と、とってもリーズナブルなので、
もし姫路を訪問する機会があったら、是非、立ち寄ってみてください。