大阪市港区にある「天宝山公園」に行ってきました。
この公園は「天宝山」という 「日本一」 の山にある小さな公園です。
大阪港に面する場所に位置するこの公園の歴史は古く、江戸時代には大坂有数の観光スポットとして沢山の人で賑わっていたようです。
その様子は歌川広重らによって浮世絵などにも記されていることから、当時の人々はこの山にとても関心が高かったように思われます。
ところで、この天宝山ですが…
何が 「日本一」 かと言いますと、その「高さ」が日本一なのです。
と言っても「日本一高い山」は、もちろん「富士山」です。
では何かというと…天宝山は 「日本一低い山」 なのです。
「天宝山」の高さは、標高わずか 4.53メートルしかありません。
客船ターミナル側の公園入り口で階段を数段登って、真っ直ぐ進んで再び階段を数段登ると、ちょっとした広場に到着します。
上の左側の写真がその広場なのですが、実はここが「天宝山」の山頂です。
広場を奥に進んでいくと、隅の方に山頂の証である「二等三角点」があります。(写真右)
この公園は不思議な公園で、山頂より高い箇所が沢山あります。
そのため、どこが山頂か迷う人が多く、私は何度も山頂の場所を訪ねられました。
たとえば、上段右の観覧車が見える写真にある丘は山頂よりかなり高いところにありますし、下段左側の山頂広場の写真は山頂よりも高いところから撮影しています。
本当に不思議なロケーションの公園でした。
さて、こんな小さな「天宝山」ですが、登山者には「登山認定書(有料)」を発行してもらえたりするので、機会があれば、ちょっと訪問して「日本一楽な登山」を楽しまれてみてはいかがでしょうか?( 笑 ) きっといい記念になると思いますよ。