神奈川県足柄下郡箱根町にある「大涌谷」に行ってきました。
大涌谷は、標高1044mに位置する「箱根火山」の噴煙地です。
火山ガス ( 有毒ガス ) が絶えず噴出しており、硫化水素の臭いが立ち込めている大涌谷は、かつて「地獄谷」といわれ恐れられていました。
現在は「大涌谷観光センター」が設置されており、火山ガスが噴出する様を観光することができるようになっています。( ただし、長時間の滞在は勧められていません。)
訪問した日は曇り空だったので、見晴らしが悪く、辺り一面が真っ白状態でした。
上に登れば登るほど視界は噴煙に遮られ、数メートル先が見なくなりました。
霧と火山ガスの噴煙に、立ち込める硫化水素の臭い。
そんな中、たまに現れる太陽が、神々しくもあり、幻想的でもあり…
何とも不思議な感じに包まれていました。
「日常にはない、全くの別世界」
大涌谷は、そんな感じの場所でした。
ところで…
大涌谷の名物に「黒玉子」というものがあります。
これは、大涌谷特有の酸性熱泥でゆでた「ゆで卵」です。
酸性熱泥の硫黄と鉄分により殻が黒く変色しているため黒玉子と呼ばれています。
ちなみに、黒玉子が黒いのは殻だけで、中身は白いです。
味は、通常の温泉玉子よりも、いい意味で、少々クセが強い感じ。
個人的には、とても美味しくいただくことができました。
黒玉子は「1個食べると7年寿命が延びる」という言い伝えがあるようなので、
長生きしたい人は、大涌谷に行って食してみてはいかがでしょうか。( 笑 )