富山県・立山駅から標高3000m級の「立山連峰」を突き抜けて長野県・扇沢駅まで至る、国際的山岳観光ルート「立山黒部アルペンルート」に行ってきました。
1.「立山駅」から、立山ケーブルカーで「美女平」( 約7分 )
2.「美女平」から、立山高原バスで標高約2500mの「室堂」( 約50分 )
3.「室堂」から、立山トンネル・トロリーバスで「大観峰」( 約10分 )
4.「大観峰」から、立山ロープウェイで一気に下って「黒部平」( 約7分 )
5.「黒部平」から、黒部ケーブルカーでさらに下って「黒部湖」( 約5分 )
6.「黒部湖」から、風景を見ながら堰堤を歩いて「黒部ダム」( 約15分 )
7.「黒部ダム」から、関電トンネル・トロリーバスで「扇沢」( 約16分 )
と、このような構成になっている「立山黒部アルペンルート」の距離は約25Km。
たった約25Kmしかないにも関わらず、高低差・約2000m、移動時間・4~5時間 ( 乗り換え待ち時間込み ) という、なんとも壮大なルートとなっています。
そんな、移動距離と移動時間がかみ合ってない感じの「立山黒部アルペンルート」ですが(笑)、そこには常人の想像を絶する素晴らしい風景がてんこ盛りにあります。
「美女平」から「室堂」に至るまでの景観、「室堂」を起点として訪ねることができる「雪の大谷」「みくりが池」「地獄谷」。 「大観峰」から見下ろす黒部の景色、圧巻の「黒部ダム」などなど、「ここは異世界か?」と思うほどの素晴しい景色が、次から次へと現れてきます。
で、そんな「立山黒部アルペンルート」を訪問した感想ですが…
とにかく凄かったです。 もう、本当に感動しました。
「目の前に広がる雪原のすぐ先に、3000m級の山々が神々しくそびえる。」
こんな感動的な風景を生で見たのは初めてです。
正直なところ訪問前は、
「立山連峰だ、北アルプスだ、とは言っても単に雪山でしょ。
それなりに凄いだろうとは思うけど、まあ、なんとなく想像はつくよね。」
なんて軽く見てたんですが、そんな想像は遙かに超えていました。
一般的なスキー場や観光地で見る雪山とは、レベルが違います。
「3000m級の山々からなる立山連峰って… 凄い」と改めて感じました。
ところでこの「立山黒部アルペンルート」、さすが「国際的山岳観光ルート」というだけあって、 国内のみならず世界中の人々から愛される大人気の観光スポットだそうで、それはもう、年がら年中たくさんの方が、この地を訪問されているそうです。
ということで、写真には写ってませんが、この日も凄い訪問者数でした。
バスに乗るのに1時間待ち、ケーブルカーに乗るのに2時間待ち、
ロープウェイに乗るのに3時間待ちしなければならないくらいに…
まあ、待ち時間を利用して観光したり写真撮ったりしてたんで、
そこそこ時間を潰せはしたんですが、それでも数時間待ちというのは辛かったです。
他に交通手段がないので、とにもかくにも待つしかない。
「観光してる時間より、待ってる時間の方が長いんじゃないか…」と思いました。
さて、なんだかんだで待ち時間が非常に多い「立山黒部アルペンルート」ではありますが(笑)、 そんな苦しみも吹き飛ばしてしまうくらいの景観が目白押しの非常に素晴しいところですので、是非一度、訪問してみてください。 本当にオススメです!