2008年7月1日に公開開始した「彩クリWEB」の一周年記念企画。
第四週目の今回は 「彩クリWEB運営担当 : 才谷の四方山話」 です。
で、具体的に何をするかといいますと、
・写真素材コーナーの裏話
・ボツになった記事
について書いてみたいと思います。
■ 写真素材コーナーの裏話 ■
毎週月曜日にお届けしている写真素材。
コメント欄には、よく「○○を撮ってきました」と、あたかも最近撮ったように書いていますが、
実はそんなことはなくて、写真によっては数年前に撮影したものとかも混ざっています。
たとえば、2008年12月8日 にアップした
を撮影したのは2004年12月。
また、2008年6月16日 にアップした
を撮影したのは2005年1月。
両方ともコメント欄を見ると、「つい最近撮ってきました~」って感じですよね。
でも実は、随分と昔の写真なんです。
まあ、昔の写真を素材として提供することは別に問題ないと思います。
素材としての需要があるなら、古い新しいは関係ないと思うので。
ただ、素材として多くの方に提供するに当たって、ちょっとだけ問題がありました。
それは、当時の僕は未だフォトグラファーとして商業活動をしてなかったので、撮った写真は全て趣味の延長、つまり「無許可撮影」だったということです。
基本的に、有料であれ無料であれ、被写体に権利が発生する写真を第三者に配布する場合は、事前に撮影許可が必要になります。
人の撮影をする場合は「モデルリリース」、建物や動物などを撮影する場合は「プロパティリリース」という撮影許可が必要になるのです。
当時の僕はプロジェクトマネージャという仕事をしていて、写真はあくまで趣味。
当然、撮った写真を素材として配布する事なんて考えてなかったので、一般の方が写真を撮るような感じで、普通にパシャパシャ撮ってました。
その写真量はものすごく、中には素材として使えそうなものがたくさんありました。
そんな経緯もあって、彩クリWEBの担当になった際、
「せっかくだから、昔撮った写真もバンバン提供していこう」
と思ったんですが、そこに立ちはだかったのが「撮影許可」問題。
人物・動物・権利問題が発生しそうな建物などは問い合わせ先が分かるからいいのですが、植物系、しかもアップとなるとどこで撮ったかなんて厳密に覚えてません。
ということで… 彩クリWEBの利用規約にも書いてありますが、
素材として提供している写真の幾つかは「撮影許可」を得ていません。
もちろん、権利の所在が明らかなものは後追いで許可を取っています。
「そんな昔に撮った写真を今頃になって許可しろって言われてもねぇ。」
とかいう遣り取りが何回も発生して、ものすごく大変、というか面倒でしたけど。
ちなみに、動物写真に関しては全て各動物園にて許可を得ています。
動物園の方々は、とても親切に対応してくださったので、本当に感謝しています。