少し前のこと。
ウチの妹から、こんな質問を受けました。
「パソコンを買おうと思うんだけど、ノート と デスクプット、どっちがいいの?」
聞いた瞬間、「あ、デスクトップを言い間違えたな」と思いましたが、
まあ大したことではないと思ったので、そのまま流して、
「基本的には人それぞれだけど…
初めて買うならノートの方が良いかもね。箱から出してすぐ使えるし。
デスクトップだと、モニタとか周辺機器の接続作業があるから面倒に思うかも。」
と返したところ、
「あれ? デスクトップ?? デスクプットじゃないの?」
と、向こうから突っ込みが入ってきました。
どうやら、言い間違いではなくて、本当にそう言うと思っていたようです。
で、詳しく聞いてみると、
「机に置くから デスクプット って言うんでしょ?」
なるほど~。 とても分かりやすい間違いですね。( 笑 )
えーと、正確に言うと、デスクトップは、
・机の上 ( desktop ) に据え置いて使うことを目的としたパソコン
だから、「デスクトップ」と言います。
一方、一般的に ノートパソコン と言われているパソコンは、正式には、
・膝の上 ( laptop ) で使うことができるパソコン
ということで、「ラップトップ」と言います。
「lap」とは「膝」。 「膝の上」で使えるから「laptop」と言うわけですね。
ちなみに、ノートパソコン という呼び方は、日本独特の呼称 ( 和製英語 ) なので、
海外では通用しません。
ところで、現在、インターネット接続に機能を絞った「省性能・低価格の小型PC」が、 nettop ( ネットトップ ) などと呼ばれていますが、これは上記の理屈からいうと、とても変です。
ネットトップと言われるPCも、膝の上で使えるなら「ラップトップ」、
机に据え置いて使うタイプのものであれば「デスクトップ」、このどちらかです。
まあ、言葉というモノは、企業戦略や時の流れによって変わっていくモノなので、
そんなに目くじら立てて、正しい使い方にこだわる必要は無いんですけどね。
でも、「むやみに乱立されるのもなぁ」って、ちょっと思いますよねぇ。
そういうことであれば、「デスクプット」というのも、別にあってもいいじゃん。
って思うのですが、多分、それは誰にも受け入れてもらえないでしょうね。( 笑 )
※「ネットトップ」という言葉は、和製英語ではありません。 なので、海外でも通用します。