さて、5週に渡って続いた「ふしぎなお皿」の試用レポートも、
いよいよこれが、最後の調理となりました。
最後に調理するのは、付属レシピの中でも異彩を放っていた、
トンカツ
です。
「油で揚げるのではなく、ふしぎなお皿で作るトンカツ」
とは、一体どういうモノなのか、これから調理してみたいと思います。
ちなみに、最初は「ホタテフライ」にするつもり ( 第二回参照 ) だったのですが、
スーパーにて食材調達しているときに、とんかつの気分になってしまったので、
今回はトンカツを作ります。( 豚肉の方が安かったから、という説もある。( 笑 ))
それでは、調理に入ります。
まずは、下ごしらえ。
買ってきた豚肉に軽く切り目を入れ、包丁の背中で少し叩きます。
( 肉を柔らかくするためだそうです。)
溶き卵に牛乳を入れて混ぜます。
( 付属レシピでは「水を入れる」となっていましたが、牛乳にしてみました。)
コーンフレークをスプーンの裏で砕きます。
( 付属レシピでは「ビニール袋に入れて砕く」となっていました。)
砕いたコーンフレークに、ゴマ油を入れて混ぜます。
( 付属レシピでは「サラダ油」となっていましたが、手元にないのでゴマ油。)
豚肉を卵牛乳につけ、
続いて、ゴマ油コーンフレークにつけます。
( 付属レシピでは最初に「小麦粉をつける」とありますが、小麦粉ないので省略。)
で、それを、クッキングシートを敷いた“ふしぎなお皿”にのせ、
( コーンフレークの量が足りなくて、ちょっと肉がはみ出てるのはご愛敬。)
軽く包んで、電子レンジに投入します。
で、3分経ったら…
こんな感じ。
これは… 思ったよりも カツ っぽいですね。
ゴマ油の香ばしい匂いがして、なんか食欲をかき立てます。
では、これを裏返して、さらに 2分 レンジにかけてみます。
そしたら、こんな感じ。
おお~!
これはもう、立派に カツ だ! ( 笑 )
さらに、包丁で割ってみたら…
見た目は完璧に、カツ だ! ( 笑 )
すごい! これは、笑っちゃいますね~。( 笑 )
もう、全然、コーンフレークでできてるようには見えません。( 笑 )
ちゃんと切って、皿に盛りつけたら、
もう普通に、トンカツです。( 笑 )
なお、準備から完成までの所要時間は、約30分。
後片付けは食器を洗う分だけ。
手間から考えたら、普通にトンカツを作るよりも、かなりラクチンです。
ちなみに、肝心の味の方はというと…
さすがに 普通のトンカツとは、違うモノ に仕上がってます。
味はもちろんのこと、食感においてもサクサク感に劣ります。
ただし、美味い です。
「うちの オリジナル・トンカツ です。」
といわれて食卓に出されたら、
「ふ~ん、ちょっと変わった感じがするけど、なかなか美味しいね。」
と言ってしまうくらいの味です。
これは十分、あり ですね。
さて、5週に渡ってお届けした「ふしぎなお皿」の試用レポート。
いかがでしたでしょうか?
最後の方は、「ふしぎなお皿」の試用レポートというよりも、
付属レシピの調理検証みたいになってしまいましたが、( 笑 )
ふしぎなお皿についてご理解を深めていただける内容にはなっていると思います。
個人的な感想としては、これまで試した電子レンジ調理器具と同様、
「調理対象と調理内容に、得意・不得意があるな。」
とは思いますが、結果的には 使えるアイテム だと感じています。
特に、僕みたいな面倒くさがりな人 ( 笑 ) や、忙しくて料理に時間を割けない方、
単身赴任中のお父さん、レンジ周りをできるだけ汚したくないと思っている方には、
オススメでできる逸品だと思いました。
値段に関しても 約2,500円と、それほど高いモノではないし、
今はやりの「使い捨ての焼き魚シート」とは違って繰り返し使えるので、
皆さんも、1枚、購入してみてはいかがでしょうか?
※ 第一回 にて「いちいち別皿に移さなくてもOK」みたいなことを書きましたが、
別皿には移した方が無難です。 調理直後の皿は、めっちゃ熱いので危険です。