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パスタって何?

2008/12/04
担当:才谷

突然ですが、「パスタ」っていうと皆さんは何を想像しますか?

「スパゲティ」「マカロニ」「ペンネ」などなど、いろいろ候補はあると思いますが、総じてイタリア料理の練り物が浮かんでくるのではないでしょうか。

先日、僕と友人の間で、こんな遣り取りがありました。

「腹減ったなあ。ここら辺でオススメのお店って何かある?」
友人
「うん。大体のものはあるよ。何が食べたい?」
「う~ん、今日はパスタの気分かな。」
友人
「パスタって具体的に何? スパゲティ?」

そこで、ふと思いました。

「そういえば… 昔はスパゲティが食べたいときにパスタって言わなかったなぁ。
 っていうか、最近よく使うけど、そもそもパスタって言葉の意味って何だろう?」

ちょっと気になったので、
今回は「パスタ」について調査してみることにしました。

・・・調査中・・・

ほぉ~、なるほど~。
「パスタ」という言葉は、英語では「ペースト」にあたるんですね。

僕はパスタが「練り物料理」の総称であるという風に捕らえていたのですが、
実は英語の「ペースト」と同義であるということには気がつきませんでした。
( 同義というより、きっと語源が同じものなんでしょうね。)

言われてみれば、辞書で調べた結果も、

  • ・ 英語 paste : 糊 ( のり )、糊状のもの、( 菓子用の )ねり粉、ねり物
  • ・ イタリア語 pasta : パスタ、練り粉、ケーキ、( 各種用途向けの ) 生地

と、確かに似ています。

ちなみに、イタリア語での「パスタ」という言葉の使用例には、
他に以下のようなものがあるそうです。

  • ・ 食用練り物全般 : pasta alimentare
  • ・ 歯磨き粉 : pasta dentifricia
  • ・ チョコレートケーキ : paste alla cioccolata
  • ・ パン生地 : pasta de pane
  • ・ 製紙用パルプ : pasta de carta

これらから判断すると、「パスタ」という言葉そのものには、
あくまで「練り物」という意味しかない、ということになりそうですね。
その中でも良く使われる「食用練り物」の意味が日常の中で小慣れていって、
最終的に「パスタ = 練り物料理」になった、というところでしょうか。

これって、日本で言うところの「団子」みたいなものかもしれませんね。
「肉団子」も「みたらし団子」も、総じて言えば「団子は団子」。
でも、それが小慣れて「団子 = 丸く固めた食い物」みたいな感じで。
( ↑それは、ちょっと例えが違う? ( 笑 ) )

あと、イタリアで何の脈絡もなく「パスタ」というと「ケーキ」の意味になるとか。
加えて、トルコでは「パスタ = ケーキ」というのが普通だとか。
ちなみに日本だと… やっぱり「パスタ = スパゲティ」ですよね。( 笑 )

どうやら世界各国で「パスタ」という言葉は、
元の「練り物」という意味を踏まえた上で、いろいろと変身しているようです。

もっと突っ込んで調べたら、いろいろ面白いことが出てきそうなんですが、
とりあえず「パスタ」の意味はわかったんで、今回はこれまでにしときます。
( これ以上調べたら、深みにハマっていきそうなんで。( 笑 ) )

おわり
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