埼玉県行田市にある “さきたま古墳公園” に行ってきました。
かつて “さきたま風土記の丘” と呼ばれていた“さきたま古墳公園” は、
9基の大型古墳を有する国史跡 “さきたま古墳群” を中心に、
“さきたま史跡の博物館”、“将軍山古墳展示館”、“移築民家”、“薬用植物園”
などの施設が併設されている公園です。
公園の目玉である大型古墳には、
などがあります。
これら大型古墳のうち “丸墓山古墳” と “稲荷山古墳” については、
古墳頂上まで登ることができます。
また “将軍山古墳” については、内部が “将軍山古墳展示館” となっており、
横穴式石室の内部の様子などを見学できるようになっています。
これら大型古墳から出土した遺物は、公園南西部にある
“さきたま史跡の博物館” の “国宝展示室” に展示されています。
“国宝展示室” では、“100年に一度の大発見” と言われる、
国宝 “金錯銘鉄剣 ( こくほうきんさくめいてつけん )”
を見ることができます。
他にも “ヒスイの勾玉” や “鏡” など多くの国宝を見ることができ、
また、博物館内にある “さきたま体験工房” では、
“勾玉” 作り体験ができたりと、いろいろと楽しめるようになっています。
私は大阪生まれの大阪育ちなので、
昔から大規模な古墳や遺跡などには慣れ親しんでいます。
そういう事もあってか、“さきたま古墳群” に対する私の第一印象は、
「古墳が小せぇ!」
というものでした。( 笑 )
まあ、大阪にある “仁徳天皇陵” や、
“応神天皇陵” と比べるのは酷なんですけどね。
逆に、大阪の大型古墳と比べて、
「これは面白いなぁ」
と思ったのは、大型古墳の頂上に登れることです。
日本最大の円墳である「丸墓山古墳」を登ることについては、
正直、「ただの山登り」という感じがしなくもないですが、( 笑 )
前方後円墳である「稲荷山古墳」に登ることができたのは、
とても面白く、いい経験になりました。
あと、なんといっても凄かったのは、
国宝 “金錯銘鉄剣 ( こくほうきんさくめいてつけん )”
です。
これはもう、本当に必見だと思います。
“金錯銘鉄剣” の保存状態が非常に良いので、1500年前に刻まれたという
「115の黄金の文字」がハッキリと読み取ることができます。
これはもう、本当に必見だと思います。
あまりにも感動したので、思わず2回書いちゃいましたが、( 笑 )
大袈裟ではなく、本当に感動しました。
今回訪問したのは3月の初めだったので、
公園内では梅の花をチラホラと見ることができましたが、
丸墓山古墳手前の “石田堤” をはじめ、
園内には桜の木がたくさんあるように見えました。
春、桜の季節には、とても良い景色になりそうなので、
その頃、また訪問しようと思います。
みなさんも、春になったら “さきたま古墳公園” を訪問して、
花見ついでに歴史に触れてみてはいかがでしょうか?
※ 石田堤 ( いしだつつみ ) とは?
戦国時代の武将 “石田三成” が “小田原の役” の際、
小田原方の成田氏長居城である武蔵国忍城を水攻めにしたとき築いた堤防。
その一部が、丸墓山古墳の手前辺りだった。