愛知県名古屋市東区にある「徳川園」に行ってきました。
徳川園は「尾張国の土地柄の豊かさ」が表現された、池泉回遊式の日本庭園です。
ここには、海に見立てた池「龍仙湖」、高低差に富んだ地形によってもたらされる散策路、「虎仙橋と虎の尾」「龍門の瀧」「大曽根の瀧」など、たくさんの見所があります。 また、牡丹や梅、ツツジなど、四季折々の花々も楽しむことができます。
徳川園の歴史はちょっと変わっています。
1695年 ( 元禄8年 ) 徳川御三家筆頭・尾張藩二代藩主光友の隠居所として建造されたことに端を発し、
1931年 ( 昭和6年 ) に、尾張徳川家第19代当主徳川義親から名古屋市に寄贈されたことで「徳川園」となったのですが、
1945年 ( 昭和20年 ) の名古屋空襲で園内の大部分を焼失した後、一度、一般的な公園になりました。
その後、長きに渡って普通の公園として利用されていたのですが、2005年 ( 平成16年 ) に再び日本庭園として整備され、今に至っています。
訪問しての感想ですが、2005年に日本庭園として再整備されただけあって、全体的に新しい雰囲気が漂っていました。
そのため「古さがもたらす情緒」みたいなものは感じられなかったのですが、各所見所の雰囲気はとても良く、純粋に「日本庭園」として楽しむことはできました。
特に、光の当り具合によって趣が変化する散策路や大曽根の瀧、龍仙湖にできた水鏡などがとても綺麗でした。
徳川園の隣には、数多くの国宝が展示されている「徳川美術館」もあるので、文化的な休日を過ごすには非常にいい所だと思います。
写真撮影目的での訪問もオススメですので、是非一度、訪問してみてください。